はじめてのアナログ電子回路 基本回路編 (KS理工学専門書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061565357

作品紹介・あらすじ

MOSトランジスタを中心に、基本増幅回路から演算増幅回路、電源回路、発振回路までを丁寧に解説した。カラーの回路図・応答図が豊富にあり、直観的に理解できる。大学のテキストはもちろん、初学者の入門書としても最適。

【まえがきより】
  筆者は約35年にわたり、企業や大学においてアナログ集積回路、アナログ・ディジタル混載集積回路、超高周波回路の研究開発に従事し、多くの技術と製品を開発してきました。
 また、研究開発だけでなく、技術者教育にも従事してきました。企業における後進の指導育成や大学における学生の教育だけでなく、大学に移ってからも多くの企業の技術者にアナログ電子回路を教えてきました。それらの方々は1000 人に達すると思います。
 このような経験を通じて感じることは基本の大切さです。アナログ電子回路は複雑でノウハウの塊といわれますが、まずはラプラス変換を基本にした電子システムの理解と電子デバイスの理解が重要であると思います。これらの土台をしっかりすることで、多くの知識をその上に積んでレベルを上げていくことができますが、そうでない場合は知識の積み上げができません。
 本書のタイトルは『はじめてのアナログ電子回路』となっていますが、「数式なしでもわかる」と銘打ったような入門書ではなく、これからアナログ電子回路を学ぶ方々が今後の発展のための土台を構築できることを主眼に置いています。
 わかりやすい説明を心がけましたが、重要な数式はできるだけ載せています。数式から動作や特性を読み取ることが重要だからです。このため、グラフは回路シミュレータなどを用いて、できるだけ実際に近い特性を示しています。
 最初は少し難しく感じるかもしれませんが、学習を進めるうちに、一見複雑なことが体系的に理解できるようになると思います。

感想・レビュー・書評

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  • 電子回路の教科書の中では分かりやすさに重視している方だと思う。事前知識として電気回路の基本と古典制御を学習しておくと効率が良い。

  • 2018年度後期テキスト(SY02 電子回路)

  • 請求記号 549.3/Ma 93

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著者プロフィール

東京工業大学 名誉教授
株式会社 テックイデア社長
昭和53年 東北大学大学院工学研究科修士課程修了
同 年  松下電器産業(現 パナソニック)入社
平成 9 年 東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了
平成15年 東京工業大学大学院理工学研究科 教授
平成30年 東京工業大学 退職 同大学名誉教授
著書
「はじめてのアナログ電子回路 基礎回路編」講談社(2015年)
「はじめてのアナログ電子回路 実用回路編」講談社(2016年)
「アナログRFCMOS集積回路 基礎編」培風館(2010年)
「アナログRFCMOS集積回路 応用編」培風館(2011年)
「MATLABで学ぶ 回路シミュレーションとモデリング」鳥影社(2020年)

「2021年 『Pythonで学ぶ 回路シミュレーションとモデリング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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