論語講義 (1) (講談社学術文庫 (186))

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061581869

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号:123.8コ
    資料番号:010778595

  • 著者の渋沢栄一さんは、第一国立銀行の創立を初め、500余の会社を設立し、日本の資本主義経営の礎を固めたことで有名な人です。

    著者が日常生活の規準とし、また、実業経営上の金科玉条として全面的に信頼したのが、あの『論語』です。

    本書は、著者が晩年に自らの体験を語りながら『論語』を解説し、その読み方を説いた「論語講義」です。

    論語関係の本は難しいものが多く、あまり好きじゃないんですが、この本は著者の体験とともに語られていて、論語が実社会に生かせるものなのだと実感できる点がいいと思います。

    全7巻ありますが、1巻だけでもいいと思います。是非一度読んでみてください。

  • 渋沢栄一が語る日本の歴史と、論語の解釈が渾然一体となった名著だと思う。

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著者プロフィール

1840(天保11)年2月13日、現在の埼玉県深谷市血洗島の豪農に生まれる。幕末はのちの将軍・徳川慶喜に仕え、家政の改善などに実力を発揮し、次第に認められる。 27歳のとき、慶喜の実弟・昭武に随行し、パリの万国博覧会を見学するほか、欧州諸国の実情を見聞し、先進諸国の社会の内情に広く通ずることとなった。帰国後は「商法会所」を静岡に設立。その後、明治政府に招かれ、のちの大蔵省の一員として国づくりに深くかかわる。1873(明治6)年に大蔵省を辞した後は一民間経済人として活動。第一国立銀行の総監役(後に頭取)として、同行を拠点に、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れた。また、「論語と算盤」として知られる「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に約500もの企業にかかわった。さらに、約600の教育機関・社会公共事業の支援や民間外交に尽力。実業家のなかでは最高位となる子爵を授爵する。1931(昭和6)年11月11日、多くの人々に惜しまれながら、91歳の生涯を閉じた。

「2020年 『渋沢栄一 運命を切り拓く言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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