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- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061582026
感想・レビュー・書評
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漱石の小説は根本的に都会小説である。
高校生では漱石なんて理解できるはずがない。
我々は毎日多くの本を読み、絵を見、音楽を聞いて、それぞれ自分なりにわかったと思いこむ。本当のところは決してわかってはいないのだ。けれどもそう思い込む。このため、本当にわかるということの恐ろしさがわからない。本当にわかるということがいかに運命的なものであるかを。
古い時代のシナや日本の文人には独特な教養の伝統があった。
戦後、国文科よりも英文学科の方がプレスティージがあった。漱石も子供の頃には漢文が得意だったが漢文でなく英文学科に行ったのは当時アヘン戦争で英国がシナに勝ったから。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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