- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061582101
感想・レビュー・書評
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良寛の生涯、家の没落から出家、備中国での修行から帰郷、晩年の暮らしについて明らかにしたうえで、悟りきった聖僧ではない、人間らしい苦悩を営々と乗り越えてきた姿を浮き彫りにしている。良寛の和歌、漢詩がふんだんに取り上げられ、どれもが滋味深い。
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良寛の生涯についての研究。
田沼時代、名家の長男として生まれた良寛。
その家の没落の背景から、出家、修行、転身と帰郷など、その「自由」に自らを貶め、他人からの援助で生活していた身についてなど。
様々な記録があるようなので、正確な良寛像は解らないようだが、もはや宗派にこだわらず世捨て人として、世の中から馬鹿にされても呼ばれるに任せた、そのような生き方もなかなかいきなものではないだろうかと思う。 -
課題として読んだ。
世の中に適うってのは難しいんだなあ、と。
良寛さんのように生きてみたいと思う。思うがそれはそれでとても難しいことなんだろうなあ。
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