言志四録(3) 言志晩録 (講談社学術文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 192
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061582767

作品紹介・あらすじ

第3巻には、「言志晩録」292条をおさめる。佐藤一斎が、67歳より78歳までのおよそ12年間に書き記した文章である。学問修養・倫理道徳から政治法律・風流韻事に至るまで、人間生活のあらゆる局面における身の処し方・心構えが説かれている。政治家も実業家も学者も若者も、それぞれの立場に応じて味読すべき金言の宝庫である。異色の訳注者の手になる現代語訳と解説は、溌刺自在。古典を現代に活き活きと甦えらせた。

感想・レビュー・書評

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  •  これはね、もう読んでもらうしかない。解説云々の次元ではないです。

     私は本書のシリーズから2つの要素を得ています。
     1つは学ぶことへのモチベーション。
     もう一つは実経験に照らし合わせ、具体的なシーンでの立ち振舞いのヒントです。

     まずはビジネス云々は抜きにして(私は巷でよく見る「ビジネスに効く」的な売り方は大嫌いなので)、一斎がその言葉に込めた真意を理解すること。そののちにこれを仕事なり私生活なりにどう応用できるかを考えるとよいと思います。

     あと何気に訳者の付記にキラッと光る解説や引用が含まれていて、得をした気分になれます。

  • 1,2よりも

  • 書斎の本棚から百冊(立花隆選)76
    日本思想
    江戸時代の儒者の本。40代から80代にかけて書いた。年代によって内容が大きくなっていく。

  • まさに金言の宝庫。人としての心の在り方を何度でもじっくり噛み締めたい。第三巻は言志晩録で佐藤一斎67歳から78歳までの文書とのこと。
    養生についての四則なんかはまさに親に読んでほしい!

  • 言志晩録と入学説を収録。

    一斎先生も老齢に達したせいか、
    文章が心なしか今までより謙って見え、
    健康に関する文が多くなったように見える。

  • 展示期間終了後の配架場所は、1階 学士力支援図書コーナー 請求記号:121.55//Sa85//3

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著者プロフィール

朱子学・陽明学を消化し、 近世日本儒学に偉大な足跡を残し、 幕末維新の主な学者・思想家を育てた大儒。
【著書】
『言志四録』一斎の透徹した人生観を語り、処世上の指針を与える書。西郷隆盛の愛読書としてしられる。
『重職心得箇条』等の政教に関する心構えを説いた書
『愛日楼文詩』詩文集
『論語欄外書』等、中国古典の訳注書も多数ある。

「1990年 『佐藤一斎全集 1 政教論考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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