とりかへばや物語(1) 春の巻 (講談社学術文庫)

制作 : 桑原 博史 
  • 講談社 (1978年10月9日発売)
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  • 8レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061582934

とりかへばや物語(1) 春の巻 (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

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  • コミック版の『ざ・ちぇんじ!』を読了えたので、流れで再読。相変わらず、文章(※原文のほう)は拙くてもだもださせられてしまうが、ストーリーは一級品。ユニークな設定から早々に、主人公が遁世を望む物憂げな展開にあれよと運ばれ、さりとて見えるのは絶望だけではない。古典文学というだけで黴臭く思ってしまう中高生に勧めたいが、やはり文章が上手くないのが難点だな……。いい現代語訳が現状これしかなさそうで、くやしいところ。

  • 平安時代なのに、異性装にまつわる話です。現代においても新鮮味があり、性とは何ぞやと考えさせられました。宝塚や歌舞伎が好きな人にはオススメです。

    九州大学
    ニックネーム:稲生平八郎

  • 小説としての完成度は『源氏物語』にも匹敵すると、個人的には思っています。

  • この本は男女の兄妹が、性別を偽って生活を送るという平安時代の物語で、この1巻では、二人が生まれてから妹が男性として四の姫と結婚したところまでが書かれています。

    細かく章に分けてあり、章ごとに、原文→語釈→現代語訳→鑑賞という構成になっているのが教科書のようで楽しめます。
    が、原文がちゃんと読めない私は、現代語訳→原文→語釈→鑑賞、という順で読んでますが、それなりに勉強になってる気がしてます。。
    元々学生の時に、ざ・ちぇんじ、という名の氷室冴子さんの本でとりかへばやの存在を知ったので、そっちも読み返したくなりました。

  •  昔から気になってはいたのだが、後世の人々にはケチョンケチョンにされている感があったので、何となく手をつけていなかった。
     が、何故か今回手にとってしまった…

     内容的にはまだ全体の1/4なのだが、粗筋としては知っていたので、割とスッと読めた。
     原文ではまだ読みにくい…と言う人でも、現代意訳だけ進めていけば、普通に面白い物語として読めるのではないだろうか。
     理系に進んだ自分が言えるほどの立場でもないが、原文も、それほど酷い文章ではないと思う。確かに、源氏やらの一級品と比べてしまえばアレではあるが。

  • ハイ、私の大学卒論の研究材料にした作品です。他のどの古典作品より面白いです!戦後の封建的な国文学者とかにはグロイとかってケチョンケチョンに酷評されちゃってますが(悲)「有明の別れ」も併読すると尚良いですよん。あとマンガの「ざ・ちぇんじ」もお勧め!

  • この作品の存在を知ったのは中学生頃。翻案である氷室冴子の「ざ・ちぇんじ!」を読んだことがきっかけだった。以降、別の出版社で現代語訳版(原文なし)を読んだりもしたのだが、今回ふと思いついて図書館で学術文庫を借りてみた。
    娘が息子として、息子が娘として育てられる、という前提そのものから既に一風変わっている。今の漫画でもありそうなネタが千年前に既に考えられていたというのだから面白い。
    1巻は主人公の一人、男君(実は女性)が妻の密通を知り苦悩する辺りで終わっている。やはりこの作品、他の物語とは違った面白さがある。以前から一通りのストーリーは知っていたが、原文で読むと味わいが違う。一気に買い集めてしまいそうだ。

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