- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061582972
感想・レビュー・書評
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レポートとは、「調査報告書」という意味です。
テーマは、ある意図のもとに教師から提出されるものです
与えられたテーマを一つの文章にしたものが、主題文です。主題文は、レポートの主旨といってもいいものです。
次には、テーマを盛り上げるための資料さがしです
まず、どういう資料が必要なのか、その見当もついていないはずです
市中の書店にいくまえに、まず図書館に行くことをお勧めします。
自分のテーマにとって極めて重要だと感じた資料があれば、極力買ってほしいです そして、時間の許す限りとことん、一冊を読了してほしい
資料の読み方は3つ
①試し読み その資料が自分のテーマにあっているかどうかを雑な走り読みをする
②探し読み 資料のすべてが必要ではなく、その中のある部分だけが必要な場合は速読します
③精読 自分のテーマを進める上で、全面的に関係が深く利用価値の極めて高いものについて、序文とあとがきをまず読む⇒キワードを発見して読み進める⇒空白部に重要論点を書き込む⇒要旨をメモする⇒自己流の索引をつくる⇒重要な箇所を繰り返し読む
読み取った多くの資料から、必要とする部分をコピー、メモする ⇒メモをノートにまとめる、記事や雑誌をスクラップする
辞書を入手する 専門書・大型辞典 文を書くための辞書 信用のある出版社からのもの、使用目的にあっているもの、凡例をよく読んで使いやすいもの、付録が便利なものを選ぶ
アウトライン:文の構成をつくる
文章を書く + 句読点や約物のルールを押さえる
引用文を書く
文題の把握から構成の決定まで 文題の理解⇒主題の決定⇒材料の収集⇒構想を練る⇒構成の決定
文章の仕上がりまで 準備的草稿⇒草稿の推敲⇒仕上げ書き⇒仕上げ推敲⇒文章の完成
卒論の構成
①序論、②本論、③結論、④付録、文献表、⑤要約
目次
はしがき
第1章 レポートはどう書くか
Ⅰ レポート その内容規定と現実
Ⅱ テーマ 与えられたものの方向付け
Ⅲ 資料はどう探し、どう活用するか
Ⅳ 辞書はどう選ぶ、どう活用するか
Ⅴ アウトラインをどう設定するか その現実、構成と実例
Ⅵ 書く上でのルール 現実に即した欠陥
Ⅶ 引用・統計・図表のルール
Ⅷ レポート作成の現実 その要件は何か
Ⅸ 文章の推敲について 何を点検するか
第2章 小論文はどう書くか
Ⅰ 大学入試の小論文 その現実と対策
Ⅱ 入社試験における小論文 その現実と対策
第3章 大学卒論はどう書くか
付表Ⅰ 同音の漢字による書きかえ
付表Ⅱ 誤りやすい熟語例
付表Ⅲ 誤りやすい漢字例
付表Ⅳ 全国と所感特殊蔵書一覧
ISBN:9784061582972
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:248ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:1991年11月05日第22刷詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レポートなどの論理的な文章をまとめる際の指南書。文章構成のコツから原稿用紙の使い方に至るまで、細かく記されている。初出の古い本なので資料の検索方法には時代性を感じるが、資料の重要度に応じた活用の仕方は参考になった。
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起承転結にそってどういう風に論を組み立てるか、基本的な文章と原稿用紙の使い方(パソコンの時代になっても知っていて損はない)のルール、資料の探し方等のレポートや論文を書くのに必要な事が纏めてあります。
「同音漢字による書きかえ」等の付表も参考になります。 -
レポート、小論文、卒業論文の指南書です。
とくにレポートについて書かれた章では、本書に上げられている例には、レポートというよりも、エッセイに近い文章が多く、大学のレポートとしてはやや偏っているのではないかという印象を受けます。 -
京都女子大学図書館での請求番号は、「081/Ko196/297」です。
原稿用紙の使い方といった基本中の基本からレポートの組み立て方などがわかりやすく書かれています。 -
とにかく、どこの古本屋にも「またかよ」と思うほど置いてある「レポートの書き方」バイブルみたいなものでしょうか。
いや、あまりじっくり読んだことないまま、適当にレポート書いていましたけれども・・・
読んでおいていいかもしれません。
しかし、形式にとらわれすぎるのは実は嫌いなんです -
レポートのテーマはある意図を元に教師から出されるもの。
この本は基礎的な学生向けのレポート執筆マニュアル。 -
口語で読みやすい。高校生、大学生におすすめ。
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197多くの論文に接し、多くの資料に当たることは、自分の方法に目を開かせてくれ、自分の貧しい知識に十分な光をあて、力を貸してくれるわけで、これこそ、じつにまたとない稔りのある学究になるのです。
200先輩の研究の成果の巧みな引用によって結論を固めていく
引用の巧妙さは、それ自体ひとつの業績といってよい、勉強の成果
保坂弘司の作品





