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- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061583573
感想・レビュー・書評
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平家が源氏に負けて行き、法皇後白河院も姿を消して、平家がすっかり都落ちするまで。
倶利伽羅落の段はさすがの描写です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
清水冠者/北国下向/竹生島詣/火打合戦/願書/倶梨迦羅落/篠原合戦/実盛/玄肪/木曽山門連署/主上都落/維盛都落/聖主臨幸/忠度都落/経正都落/青山之沙汰/一門都落/福原落
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「寿永二年七月廿五日に、平家都を落ちはてぬ。」
北陸の地に派遣した10万の大軍が木曽義仲の軍勢に大敗を喫し、迫り来る敵を前にとうとう都落ちを迫られる平家一門各人の別離の場面を中心に描いた巻。
保元・平治の乱以降二十年あまり、皇族を保護する官軍として栄華を築いてきたのに、共に連れて行くはずだった後白河院が都落ち前夜に出奔したために権力の正当性を失った平家は、一転、賊軍として都落ちをすることになります。
彼らのその後の末路を知っているだけに、死を確信して別れを告げる彼らの姿は悲愴で哀感に満ちており、音律よく淡々と語られる言葉の効果もあいまって、胸に迫ります。 -
ぼつらくはつらいな。
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著者プロフィール
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