十六夜日記・夜の鶴 (講談社学術文庫)

制作 : 森本 元子 
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061583733

感想・レビュー・書評

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  • 才能のある女性が、自分の夫をなくし
    しかもそこに遺産相続のトラブルが
    からんでしまったことから
    60歳の老体ながら鎌倉までの
    過酷な旅をこなしていく物語です。

    やはり、過酷だったゆえか
    ついたものの、待ちぼうけを食らい
    病に倒れてしまいます。
    そして…

    もうひとつのほうは
    彼女の才能をうかがい知ることのできる
    歌の指南書ともいえる本です。

    うん、短歌は面倒なもんだな。

  • 実の子の藤原為相と異母兄・藤原為氏との間の所領紛争を京都では解決出来ない為、鎌倉幕府に訴えるために京都から鎌倉へ下った際の道中の紀行文と鎌倉滞在の間の出来事を綴っている。紀行文の章では、各地で風物、名所・旧跡や感慨を日記に書く一方で頻繁に和歌に読んでいる。鎌倉到着後は現地の人々とも和歌の贈答を行うが、肝心の所領紛争の解決しなかった。

  • 古典とはいえ比較的平易な文章。歌が多く、叙情を思いながら読まなければただの文章になる。
    十六夜日記は京都から鎌倉の旅情を記しているが、そこの文章や歌には必ず家のある京都や家族への思いがある。訴訟のために自ら赴く行動力と歌への造詣のマッチ具合が面白い。そういや大井川は私も水の少ないときしか知らないなぁ。
    夜の鶴は歌に対する注意点が短い段落で書かれているもの。元々表に出す予定ではなかったものだということがわかるような文章。
    どちらも章ごとに訳文、注釈、解説の順で載っているのでするすると読みやすい。

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