論語新釈 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (652ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061584518

作品紹介・あらすじ

論語は、孔子の語、孔子が門人及び当時の人と問答した語、孔子の起居動作等を、孔子の死後に、門人の門人が論撰して編成したものである。孔子の言行録は他にもあるが、直ちに孔子の思想をうかがい、孔子の人格に接する書は、論語のほかにはなく、古来孔子の教えを奉ずる人たちに愛読され、「宇宙第一の書」、あるいは「人類の語では賞讃しきれないほどりっぱな書物だ」といわれている。(「解題」より)

感想・レビュー・書評

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  • 朱子学の正しい論語。

    宇野先生による丁寧な解説が有り、
    固有名詞は図説がされているので、
    どんな意図、どういう背景で
    発言されたのかが分かり、
    曲解を防ぐ事が出来る。

    だが、朱子の解釈を通した孔子は
    間違わない完璧な聖人であり、
    正解も一つしか無くなってしまい、
    岩波の論語を読んだ時のような
    感動は味わえなかった。

    読んでみて勉強にはなったけど、
    個人的には向こうの方が好き。

  • どうしてこんなにも、今の僕にぴったりきたんだろう。「はまる」って、こういうことなんだと思う。自分の価値観・哲学がはっきりした。

  • 朱子の集注に基づく訳本で、現在日本で手に入る論語の訳本では最高峰の一つだと思います。読めば読むほど味わいが出てくる本です。第一章学而を繰り返し読むだけでも、人生に関する考え方が変わると思います。宇野先生の本では、同文庫に収められている、『大学』、『中庸』もすばらしく、わかりやすい。先生が、漢学を守りたいと志され、これらの本を著されたとのことですが、確かにこの三冊を読めば、朱子学の要旨が身に染みて入ってくると思います。

  • 満足の一冊、何回読んだか分からない。

    あと、著者の宇野哲人先生には先生を付けずにはいられない。解説も言葉の意味もとても詳しく書かれている。入門者から熟達者まで満足できると思う。

  • 毎日読んでいる。そして、毎日発見がある!

  • 読み尽せない本です。それでいて読みやすい本。

  • 人生を変えた一冊

  • 自分の好きなようにやるより
    誰かが決めてくれた決まりを守ってる方が、楽な時ってない?
    特に、年取ってくると。

    きっと、楽して生きてくために必要な本なんじゃないかな。

  • 儒教の回顧的思想は現代となっては直ちに首肯できるものではないが、それでも時々はっとさせられる言葉に出会う。それが私にとっての孔子の魅力であろう。

  • 時代が変わって考え方が違うこと千年経てもかわらないことがあるのだね

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