日本童話宝石集(二)日本の神話と十大昔話 (講談社学術文庫)

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  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061586000

感想・レビュー・書評

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  • 三浦佑之の「口語訳古事記」もこの本にインスパイアされたのかな。

    神話部分は本当に神々が生き生きと躍動している。流石に子供向けたのため、食い足らないところはあるが。

    また、昔話は楠山氏のセレクトだと思うが、知らない話もあり面白かった。とは言え、本書は戦前にまとめられたもので、報恩的な話が多く採用されており、多少時代を感じさせるものになっている。これが昔話決定版というには抵抗感もある。

  • 物語の源流を見るもよし、古代の想像力に身をゆだねるもよし。

  • 下の子と一緒に少しずつ読んできて、読了。
    これは良い本です。
    古事記と日本書紀をもとにした日本の神話と、日本人なら誰でも知っているであろう十大昔話。
    …でも、神話も十大昔話も案外今の子は知っていないんですよね… 神話は下の子にとっては新鮮だったらしく、「これが日本の始まりの話。ここに出てくる神様たちは天皇の遠い先祖」と聞かせたところ興味津々で読んでいました。(神様たちのいわゆる神様らしくない言動に子どもはびっくりの連続…)
    昔話の方も、ここに収録されているものは、絵本のような幼児向けにマイルド化されたものではなく、より原型に近い形。残酷な表現も出てきますが、私はそこも変に削ったり柔らかく変更しないで子どもに聞かせたかったのでこのような本を探していました。
    …実はこの本を買ったのは上の子が小さかったとき。今調べてみたらもう絶版のようですね。とても良い本なのですが。

  • 大爆笑! これは古事記から宇治拾遺物語あたりまで読みなおさんといかんな

  • 日本神話をわかりやすくまとめた一冊。
    昔ばなしっぽい作りが、神々を身近にさせてくれる。

    10大昔ばなしもまた、よく知ってる話で、なまじ絵がついてない分、想像力がかき立てられていい感じ。

  • こちらの書の方が、神様のお茶目度UP!!ともかく大好きになりました!スクナ彦尊が、自分大好きです!

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著者プロフィール

編者 楠山正雄 (くすやま まさお)

1884(明治17)年、東京生まれ。大正・昭和期の児童文学者、演劇研究者。早稲田大学英文科に入学し、広くヨーロッパの諸文学を学ぶ。島村抱月、坪内逍遥に師事。大学卒業後、早稲田文学社、読売新聞を経て、冨山房に入社。雑誌や辞典の編集、「規範家庭文庫」全24巻の編集など多くの本に関わり、児童文芸雑誌「赤い鳥」などに古典や昔話の再話を発表。『アンデルセン童話集』や本書など、編著作多数。1950(昭和25)年、逝去。

「2023年 『源氏と平家 最新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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