「あそび」の哲学 (講談社学術文庫 (647))

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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061586475

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  • 【メモ】
    ・言葉通りの意味でエピキュリアニズムについて。
    ・有名ところでは、ベンダサンと中根が言及されてる。有象無象の日本人論にも言及しているが。

    【簡易目次】
    題辞 [002] 
    学術文庫版の序(昭和五十九年二月 別宮貞徳) [003-007]
    プロローグ [008-010]
    目次 [011-015]

      集団的人間――ホモ・コングレガーリス 
    第一章「あそび」のない遊び[レジャー] 020
    第二章 集団に埋没した個人 057
    第三章 戦後日本人が忘れたもの 095

      独楽[どくらく]的人間――ホモ・オチオースス 
    第一章 乱世の哲学 128
    第二章 「あそび」の精神 171
    第三章 「あそび」に生きる 221

    あとがき(昭和四十九年九月) [273-276]
    学術文庫へのあとがき(昭和五十九年四月) [277]

  • 著者の言う概念、「集団的人間―ホモ・コングレガーリス」から「独楽的人間ーホモ・オチオースス」へと生き方を変えたらいかがですか、ということが面白おかしく書かれていました。
    第1章「あそび」のない遊び(レジャー)
    第2章 集団に埋没した個人
    第3章 戦後日本人が忘れた者

    第1章 乱世の哲学
    第2章「あそび」の精神
    第3章「あそび」に生きる

    時空を超え、ギリシアのエピクロスと安土桃山の千利休が「真のあそび」でつながっているという論説がユニークでした。

    ヨーロッパに関する造詣、日本史への造詣、それぞれの深さが著者の筆により、「真のあそび」の定義づけにつながった。

    楽しませていただきました(笑)。

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著者プロフィール

(べっく・さだのり)1927年東京生まれ。英文学、比較文学。上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了。元上智大学教授。

「2017年 『十二世紀のルネサンス ヨーロッパの目覚め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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