本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784061587281
作品紹介・あらすじ
本書は、イギリス・ロマン派文学の秀れた研究者であると同時に、名代の愛書家として知られる著者が、言語と文化のよりよき発展を願って、無類の博識と自由な発想で展開したユニークな言語文化論である。確かな学識に裏打ちされた著者の旺盛な好奇心と情熱が、言葉を中心に広く人間の文化について鋭い考察を加え、発想の転換を呼びかける。日本語論に大きな影響を与えた「《ルビ》の美学」、「と」などの主要論文を多数収録。
感想・レビュー・書評
-
由良君美の本は中々手に入らない中、唯一持っていた本だ。
英文学の大御所と呼ばれていた由良に英語を習っていた。
読んでいたのは、幕末の日本に来た欧米人の文献だったと思う。
予習している時に、解釈に難渋する難解な文章があった。
悩みに悩んでようやく解読に成功して、講義に臨んだが、由良の翻訳は、自分としては間違いと否定した翻訳をしているではないか。
その点を指摘して、正しいと思う訳を提示したところ、由良は激怒して、教室を出て行ってしまった。
残った学生たちは「やれやれ」とため息をついたものだ。
四方田犬彦「先生と私」で描いているように、その時、もう、由良は精神を病んでいたのかもしれない。
悲しく切ない思い出だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
由良君美の作品
本棚登録 :
感想 :
