仏教の根底にあるもの (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061587311

作品紹介・あらすじ

仏教の根底という発想が浮んだのは、いつごろだったろうか。大学に入って仏教の講義を聞いたときにさかのぼるように思う。親鸞の生き方には多少のなじみはあったが、仏教に触れたのは大学で初めてだった。それ以来何十年、仏教各派の領域に踏みこみ、さまざまな試行錯誤をかさねて、還暦近くなってやっとブッダの目覚めに出会ったのである。形なきいのちが顕わになってくる、と。仏教の根底がほのかに見えはじめてきたのである。

感想・レビュー・書評

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  • これほどに真摯な求道の精神をもった仏教の追求者は、稀有だ。しかもその到達した境地の深さも、人の心に強烈に働きかける力にみなぎる。仏教「学者」でありながら、「学者」の域をはるかに超えている。

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著者プロフィール

1915年熊本市に生まれる。1940年東京大学文学部印度哲学科卒業、東京大学文学部教授、東北大学文学部教授を経て、現在、日本大学文理学部教授、東京大学名誉教授、文学博士。著書『心把捉の展開―天台実相観』『近代インド思想の形成』『中国仏教思想の形成』『日本仏教思想論』『仏教の根底にあるもの』『東西思想の根底にあるもの』『比較思想論究』『冥想と思索』ほか多数。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「1985年 『仏教の思想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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