寝覚 下 (講談社学術文庫 734)

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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061587342

作品紹介・あらすじ

中下巻は一続きの世界で、この下巻も心理小説的である。帝の熱いご執心や生霊事件などでくるしみ抜いた女主人公は、父入道の隠棲する広沢に身を避け、出家を決意する。父は承諾するが、男女人公の知るところとなり遂行できない。男君に全てを打明けられた父入道は後悔に沈むが、孫姫と対面する入道の喜びなども展開する。帝の恋情と男主人公の執拗な嫉妬のはざまに苦悩し続ける女主人公の内奥の世界は、独特の陰影の中で更に深まる。

著者プロフィール

1909-1998 東京生まれ。東京文理科大学文学部卒。国文学(平安時代)専攻。お茶の水女子大学名誉教授。文学博士。著書に『散木奇歌集の研究と校本』『中古私家集の研究』など。

「2015年 『新版 更級日記 全訳注』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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