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- Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061587441
作品紹介・あらすじ
本書は、物理理論が形成される際の推論の働き、物理学における法則命題の機能などを中心に、ニュートン・ケプラー・ガリレイなどの理論発見の史実を跡づけ、新たな科学理論が創成されるパターンを解明しようとするものである。物理学・科学史を土台として、それらの個別的知識にとどまらず、哲学的綜合を目ざした著書は、本書の全般にわたって仮説をいかに発見するかを分りやすく検証する。新鮮な視角で科学哲学の地平を拓いた名著。
感想・レビュー・書評
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素粒子物理学を知っていないとしんどい後半は流し読みしましたが,客観的データにこだわることで物理学が成立しているのではないことが分かります。ハンソンは「観察の理論負荷性」で有名な人ですが,この本の中心は,それよりも,古典力学と量子力学のギャップに対する解釈を与えようとするものらしく,それゆえに,僕にはハードな内容で消化不良です。しかしながら,ケプラーがどのようにして時代精神から抜け出して行ったか(これ,結構面白かった)とか,原子が図示できず数学的に表現することで日常経験の限界を取っ払うことに成功したとか,説明のためのパターンの発見と表現が物理学の進展に大きな役割を果したということがよく分かります。
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卒論用。
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福澤一吉氏(『議論のレッスン』)推薦
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