万葉秀歌鑑賞 (講談社学術文庫 777)

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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061587779

作品紹介・あらすじ

万葉びとの生活を可能なかぎり生き生きと再現し、その歌の生み出された場の情況をおのれの脳裏に深く印象づけることによってのみ真の作品鑑賞が成り立つとする著者の確信は、文学作品の出現をうながす発想の「場」の解明を第一とする折口学的立場に立っての揚言である。著者は本書に取上げた歌を通して、万葉びとの真実を説き明かし、その一々の歌を鑑賞しようとする。それは独善的鑑賞を排した、新しい万葉歌鑑賞の姿勢でもある。

著者プロフィール

1907年~1988年。明治40年、長崎県生まれ。
父は明治期の評論家・小説家である石橋忍月。折口信夫に師事し、民俗学の方法を学ぶ。昭和9年創刊の「俳句研究」編集長として中村草田男ら人間探求派を世に送り出す。昭和24年より評論家として、文芸評論のほか、俳句の評論や鑑賞を執筆。
昭和58年、文化勲章受章。昭和63年、5月7日没。

「2018年 『奥の細道 現代語訳・鑑賞(軽装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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