朝日の中の黒い鳥 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061588509

作品紹介・あらすじ

1920年代「長年に亘って彼自身の視野から離れることがなかった」日出づる国日本で、外交官として過ごしたポール・クローデル。彼は本務の傍ら、日本各地への旅行、美術や演劇に対する旺盛な好奇心、様々な人々との出会いなどを通して、日本の風土と文化への理論を深めた。「素朴な驚きに満ちた目を見知らぬ国に向ける一人の訪問者」として、我々から遠ざかりつつある大正時代の日本をフランスの詩人がやさしく語る珠玉のエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 大正末期・外交官で詩人、劇作家の
    クローデルによる日本文化の印象。
    印象と言うよりイメージの乱反射。
    詩人の為か反射の具合が強過ぎて
    読み手に、心を揺さぶる隙を与えて
    いない気がして、逆に読み疲れた。
    短文のみ抜粋するのは効果的な本かも…。

  • 方丈記をソローに喩えるのは秀逸である。

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著者プロフィール

詩人、劇作家、外交官。パリ東北東約100キロ、小村ヴィルヌーヴ・スュル・フェールで地方官吏の息子として1868年(明治維新の年)8 月に生まれる。姉のカミーユは彫刻家。ロダンの弟子で愛人でもあった。1890年、外交官試験に首席合格。ニューヨーク、ボストン、上海、福州、天津、北京、プラハ、フランクフルト、ハンブルクの領事館勤務を経て、1917年リオデジャネイロ駐在公使、19年にコペンハーゲンの駐在公使となる。21年から27年まで駐日大使を務め、その後、ワシントン、ブリュッセルに大使として駐在する。詩『五大賛歌』『百扇帖』、戯曲『マリアへのお告げ』『女と影』『繻子の靴』『火刑台のジャンヌ・ダルク』、評論『朝日の中の黒鳥』はじめ、数多くの作品がある。聖書の研究に専念しつつ晩年を過ごしたブラング城(リヨンの東、約50キロ)の敷地内に墓がある。

「2018年 『文庫 孤独な帝国 日本の一九二〇年代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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