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- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061588936
作品紹介・あらすじ
高く揺ぎなく聳える本居宣長の国文学。しかし著者はその根底に、若き日の宣長を新しい学問へと駆り立ててやまなかった人間の熱い秘密を探り当てる。人は何のために学問をするのか。学問とは何か。根源的な疑問に答える巻頭講演を初め、上代文法・日本語系統論など11の論文を収録。既に巨きな業績をあげながらなお未知の真実の解明を目指して前進する著者の、方法と行動と情熱が凝縮した論文集。
感想・レビュー・書評
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所収論文初出一覧によると、1952年から1986年の間に発表されたものを、いくつか掲載したもののようだ。
前半は、本居宣長がどのように源氏物語を読んだか、助詞「は」と「が」について、国字改革、国語教育などについて書かれている。
中判では氏が国語学観点から鑑定した狭山事件のことも語られており、興味深い。
後半では、「日本語はどこから来たのか」という大きな問題について書かれている。これについては、過去から現在までどのような研究が行われて、現状はどのような状態であるのかの概略が説明されている。
しかし、私たちは母国語である「日本語」について、あまりにも不関心すぎるようだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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