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- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061589094
作品紹介・あらすじ
「眩暈」の語に、わたしは現代に対うわが体感を寓し、文学的には、それを、三島由紀夫に例を見るような浪曼主義的心情に繋いで、その眩暈の所在と、あえていえばそれからの回癒の方向を、ひとり無器用に求めてきたのが、この集だといっていいであろうか。それも口幅ったいとすれば、わたしはただ、わが生をめぐる恐怖の露出のなかにあって、生の側に賭けてきたのである。
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