怪談・奇談 (講談社学術文庫)

著者 :
制作 : 平川 祐弘 
  • 講談社
3.64
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本棚登録 : 240
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061589308

作品紹介・あらすじ

日本を深く愛しつづけたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)。1890年に来日以来、日本の物語や民間信仰、風習等を通して、西洋至上主義に捉われることなく日本を理解しようと務め、数多くの秀れた作品を残した。本巻は八雲の作品の中でも「耳なし芳一」「轆轤首」「雪女」等、一般に親しまれている怪談・奇談42篇を、気鋭のハーン研究者達の新訳で収録。さらに巻末にこれらの原拠30篇も翻刻した。

感想・レビュー・書評

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  • 原拠が巻末に収録されている。
    ぞっとするような怖さはないけれど、日本らしい情緒あふれる物語集になっている。

  • 物理や時の流れを優に超えてくる念の強さに驚くばかり。小泉八雲が原典から手を入れてるとは知らなかった。私は元々、仏像や地獄を中心に仏教世界に興味を持っているけど、今回の怪談への関心をきっかけに、根底に共通しているのは「異界への好奇心」なんだと気付いた。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/TW00058374

  • carib song,田辺剛「サウダージ」つながりで。題材にとられたのは「お貞の話」。その他に、「夢応の鯉魚」「果心居士の話」も読む。お貞の話は、ヨーロッパに舞台を移しつつも、忠実に漫画化したのだなあと思った。夢応の鯉魚は、荘子の胡蝶の夢の味わいといったところか。果心居士については、幻術に彩られた奇譚の味わい。

  • 和図書 933/H51
    資料ID 2013200434

  • 妖怪系の先駆けらしい。げげげのきたろうが好きな人はどうぞ

  • 京都女子大学図書館での請求番号は、「081/Ko196/930」です。

    ★2013年度8月テーマ「暑さも吹っ飛ぶ…?“怪談”特集」★

    「耳なし芳一」などのおなじみの怪談が短編としてのっています。
    いろいろな話がつまっていて、とても読みやすいです!

  • 日本の昔の説話を再話した物語が収録されており、
    さらにこの本では、原拠となった話との相違の解説、
    三十篇の原拠と推定される原話本文が掲載されている。

    小林正樹監督の映画『怪談』は、
    この原作にぴったり沿っているのがわかった。

    どれも物語として大変面白かった。
    「策略」という話は機転が利いていて心に残った。

    具体的な歴史上の人物が登場する話もある。
    「青柳の話」では、細川政元が、「菊花の約」では尼子経久が、
    「果心居士の話」では織田信長や明智光秀が登場する。
    「伊藤則資の話」では、過去の人物としてであるが、平重衡に言及がある。

    「菊花の約」はなんとなく衆道を感じさせる。

    「薄明の認識」では、怪異と思えた床のきしみを、
    気温の変化によるものだと考えた小泉八雲さんに共感する。

  • 学校のテキストとして読みました。それなりに面白かったです。
    この小説の面白いところは日本の怪談を外人が書いているということです。
    我が国の怪談くらい知っておいていてもいいかもしれません。

  • 耳なし芳一から食人鬼まで読了。耳なし~はこんな話だっけ?と己の記憶力の曖昧模糊さに残念さを感じる。

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著者プロフィール

1850-1904年。ギリシア生まれの英国人。作家、英文学者。旧名ラフカディオ・ハーン。1890年来日。松江で小泉節子と結婚、後に帰化。東大等で教鞭をとりつつ日本を海外に紹介。著書に『怪談』『心』他。

「2016年 『心 個人完訳 小泉八雲コレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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