モーツァルトの手紙 (講談社学術文庫)

制作 : 吉田 秀和 
  • 講談社
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本棚登録 : 53
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061589698

作品紹介・あらすじ

35年の生涯で実に10年余を旅に過したモーツァルトは、父や妻や友人たちに多くの手紙を書いた。「ひとたびこの書簡集を読めば、モーツァルトはあなたの生涯の友となり、その愛すべき面影があなたの苦しみの時にも現われることだろう。彼は愛を知る心や平和な魂にとっての無二の伴侶なのだ」。万人必読の書とロマン・ロランも讃美した至上の書簡集から百余通を精選し、稀有の天才の素顔を伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 「あのモーツァルト」の自伝的作品というよりは、「18世紀のとある音楽家」のドキュメンタリーとして面白い。「武士の家計簿」を読むのと感覚は近いけど、音楽家自身の等身大のコメントがとめどなく綴られているので、違った面白さがある。
    モーツァルトの作品の構想や産みの苦しみが語られているわけではないので、これを読んだところでモーツァルト作品に対する理解が深まるわけではない。また、佐伯彰一の解説にもある通り、モーツァルトの作品の良さはモーツァルトの人となりを知らなくても分かるし、モーツァルトの平凡な人となりを知ったところでモーツァルトの作品に対する評価が変わるわけでも深まるわけでもない。
    モーツァルトの音楽作品とは独立した作品集として手にとられるべき一冊。

    巻末に掲載された付録の手紙は、その註釈を読むと訳者の達観したモーツァルト愛が垣間見れて面白い。

    昔読んでたものの再読。当時は前半(モーツァルトが若い頃の手紙)をしっかり読んだけど、今回は後半をしっかり。
    サリエリについてどのくらい言及があるんだっけなと思って再読したけど、驚くほど数は少なかった。

  • 2007/2/24
    モーツァルトって結構庶民的で困ったさん・・・
    親父からモーツァルトに送った手紙をもっと読みたい。
    でもやっぱり翻訳本は苦手。

  • アマデウス・モーツァルトの爆笑書簡集

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