- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061589810
作品紹介・あらすじ
現代社会は人々を画一的な型にはめやすく、外来文化の影響である「甘え人間」「モラトリアム人間」「知的生活」などの言葉が安易に使用されている。長年、精神科医として大勢の患者の治療に専南してきた著者は、年々高まる現代人の不安の要因の1つに、生活文化の過激なまでの変動があることを指摘する。精神医学の観点から日本人の深層意識を究明して、失われつつある日本的知性の復権こそ急務と説く。
感想・レビュー・書評
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【書誌情報】
日本人の知性と心情
著者:平井 富雄(1927-1993)
装丁:蟹江征治
カバーデザイン:志賀紀子
底本:『日本的知性と心理』(三笠書房 1981)
発売日:1991年08月05日
定価:748円(本体680円)
ISBN:978-4-06-158981-0
シリーズ:講談社学術文庫
通巻番号:981
判型:A6
ページ数:226ページ
現代社会は人々を画一的な型にはめやすく、外来文化の影響である「甘え人間」「モラトリアム人間」「知的生活」などの言葉が安易に使用されている。長年、精神科医として大勢の患者の治療に専南してきた著者は、年々高まる現代人の不安の要因の1つに、生活文化の過激なまでの変動があることを指摘する。精神医学の観点から日本人の深層意識を究明して、失われつつある日本的知性の復権こそ急務と説く。
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【簡易目次】
「学術文庫」版まえがき(平成三年六月八日 平井富雄)
第1章 宿命ということ
第2章 現代人の不安
第3章 心の原理をたずねて
第4章 日本的知性の危機
第5章 日本的知性の復権詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本人の知性は、他我と自我とが多層的に折り重なった構造をしている。
その知性によって不安に耐えるのが日本人の特性だという主張。
一理はある。
論証とかではなく、臨床家としての筆者の経験的直観を記述したような体裁。
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