世界の共同主観的存在構造 (講談社学術文庫)

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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061589988

感想・レビュー・書評

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  • HUMICでの請求記号「134.94/H 71」

  • 名著
    要再読

  • [ 内容 ]
    廣松渉は、思想としての近代とはなにか、近代を超克するとはどのようなことがらであるのか、を哲学的に問いつめる。
    その若き日の主要論文をおさめたこの書は、「大きな物語」の終焉がささやかれる現在においてなお、新鮮なかがやきと衝撃力をうしなっていない。
    否、思想的指針の一切を喪失したかに見える今日にあってこそ、それらの論考の課題意識が十分にふまえられてなければならないとおもわれる。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    文庫&新書百冊(佐藤優選)182
    マルクスと資本主義

  • 日本の思想を勉強しようとする時、この本は丸山真男や市川浩などの著作同様にマストアイテムだろう。

  • 難解な廣松の中では、分かりやすい方の本。

    索引をみると
    アニミズム
    アプリオリ
    意識
    イデアール
    イデオロギー
    意味
    エトロジー
    演技
    仮想妊娠
    価値
    下部構造
    喚起
    間主観的
    という感じ。
    どういう一貫性があるかが分かれば、読み進めることができる。

  • 2冊目の廣松渉。「事的世界観」の前に来る哲学的な基本書と思われる。
    特に第1部の諸論文はおもしろく、「現象(フェノメノン)」とその認識をめぐる問題圏に鋭く肉薄している。
    「主観/客観」という二元論に基づいた近代哲学を脱却するため、個としての主体を超え、「共同主観」を提唱する。たぶんここから「社会」という概念に伸展し、マルクス主義的な視野へと変移していくのだろうなと思う。ただし、廣松渉のマルクス関係の書物はまだ読んでないのでわからない。(マルクス主義そのものがもともとあまり好きになれないので、マルクス関連の書物を、私はこれまで避けてきたのだ。)
    論旨にはときどき、反論したくなる部分が見られるが、この深い思想内容を、もっと十分に把握してからでなければならないだろう。
    ともあれ、とてもよい、頭脳を悩ませながら耽読するに値する哲学書だと思った。

  • 著者は哲学者で、言葉が難解なので、有名だが(笑)
    認識論に基礎を置く、著者の立場を考えれば当然だ。

    共通認識によってしか通用しない言語で、彼独自の
    認識地平を切り開くことが、そもそもが無理なのだ。
    その無理を試みた結果が、難解になると推察される。

    その思索の、中心部分をなすものが、本書であろう。
    廣松さんの「主観」からは「存在と意味」だろうが
    読者が廣松哲学を理解するには、本書が最適だろう。

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