草木虫魚の人類学: アニミズムの世界 (講談社学術文庫 1004)

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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061590045

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  • 高橋悠治 干し草の山 – 水牛のように
    http://suigyu.com/noyouni/yuji_takahashi/%e5%b9%b2%e3%81%97%e8%8d%89%e3%81%ae%e5%b1%b1.html
    代官山ヒルサイドリブラリーのために

  • 読み終わった、というのは正確ではなく。
    むずかしかったので、とばしとばし拾い読みしただけ。
    「『学術文庫』版まえがき」の一節に出会っただけでよしとする。曰く…
    「知は諸刃のやいばである。…昔、人類は鳥獣を捕らえるために巧妙な仕掛けを工夫した。ワナがその一つである。かれらがワナにかかって区部をはさまれ足をはさまれたら、もう、どんなにもがいても逃れられない。魚にたいしてはウケという漁具があって、一度、魚がこのしかけに捕えられたらもうおしまいである。ウケの内側にカエシと呼ばれるトゲがついていて、魚は奥へ奥へと死の方向にしか進めないようになっているのである。
     民族の知にも、しばしばこのような装置が仕組まれている。道具や装置だけではない。目に見えない制度のなかにも、往々にしてこう知の働きがしのび込んでいる。」以上。

  • 757夜

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著者プロフィール

岩田 慶治 (いわた けいじ)
1922年、神奈川県横浜に生まれる。
京都大学文学部史学科卒業。同大学大学院文学研究科修了。
タイ、ラオス、カンボジア、マレーシア、インドネシア、フィリピン、
スリランカの各地域で調査・研究に従事。大阪市立大学教授、東京工業大学教授、
国立民族学博物館教授、大谷大学教授を経て、
国立民族学博物館名誉教授・東京工業大学名誉教授。
著書『日本文化のふるさと—東南アジアの稲作民族をたずねて』(角川書店)
『草木虫魚の人類学—アニミズムの世界』(淡交社)
『コスモスの思想—自然・アニミズム・密教空間』(NHKブックス)
『人間・遊び・自然』(NHKブックス)
『カミの人類学—不思議の場所をめぐって』(講談社)
『道元の見た宇宙』(青土社)
『岩田慶治著作集』(全8巻 講談社)
『木が人になり、人が木になる。—アニミズムと今日』(人文書館)[第16回南方熊楠賞受賞]
『森林・草原・砂漠—森羅万象とともに』(人文書館)など

「2006年 『森林・草原・砂漠 森羅万象とともに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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