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- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061590083
作品紹介・あらすじ
東洋思想研究の泰斗として知られた著者は、本書前篇において中国哲学の起源から清朝思想までの歴史的推移を通観する。後篇では博大多岐にわたる中国思想をの3主題に整頓して簡明に概説。読者は高邁な中国哲学の流れと重点を的確に領会することができる。近年益々明らかになる西欧近代思想の欠陥を踏み越え、東西両洋の最高叡知の「地平融合」へと向かうための必読の名著。
感想・レビュー・書評
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『支那哲学概論』というタイトルで、1926年に刊行された入門書の改題版です。
おなじ講談社学術文庫から刊行されている『中国思想』が列伝体での解説書となっているのに対して、本書は「歴史的概観」と「主要問題概説」の二部構成となっており、前篇では古代から清代までの中国思想史の流れが簡潔にたどられ、後篇では宇宙論・倫理説・政治説の三つのテーマにそくして、中国思想の主な議論が解説されています。
思想家別に解説がなされている『中国思想』のほうがオーソドックスな内容の入門書ですが、それを補うものとして、本書も現在でも有益な内容だったように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
請求記号:G/122/U77
選書コメント:
中国哲学の起源からの概説。
自分の今いる状況にも当てはめて考えられます。
(東松山図書課 整理担当)
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宇野哲人の作品





