積みすぎた箱舟: カメルーン動物記 (講談社学術文庫 1038)

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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061590380

作品紹介・あらすじ

近年はイギリス・ジャージー島に自分の動物園を作り、絶滅に瀕した野生動物の保護活動を続けている世界的に著名な動物学者ダレルの、西アフリカ・カメルーン密林における若き日の小動物観察記。動物に寄せる溢れんばかりの愛情、原住民の生活・習俗におよぶ見事な洞察、密林の美しさを謳いあげる的確な自然描写。自然を愛し、自然と一体化するナチュラリストとして現代屈指の存在ダレルの最高傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    大分前に書かれた本かと思ったらそうでも無かった。でも翻訳者が「若い人」と作者を称したのはちょっと違うかな、と思ったり。日高先生が後書きを書かれていて「動物捕獲」は少し思う所があるとありましたが…その気持ちはすごく良くわかります。ただ、あの当時はそれが主流だったんだろうからまあ仕方ないのかもしれないけれども…。アフリカからイギリスなんて…ある程度衣服やらで調節できる人間だって順応が大変だろうに野生動物を連れ帰って研究…かぁ…。

    アンワンティボはなんとなく、ですが何故かカワウソみたいな動物を想像しておりましたがスローロリスだったんですね。動物の名前の後ろでもいいから訳者註を入れてほしかったなぁ。もしくは挿絵か口絵が欲しかった。
    そういえばヨーロッパやアメリカには猿が居ないので欧米人は猿に興味を持つ人が多いって話をテレビか何かで知りました。だからこの方も猿に並々ならぬ興味を持ってるのかなぁなんて思いながら読みました。

    そしてチンパンジーの最後には胸が痛みますね。アレは彼の所為じゃない。飼いきれなかった人間の責任だ。酷い話があったものです。

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