- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061590854
作品紹介・あらすじ
民衆に育まれてきた日本仏教の真の姿をとらえるためには、従来の仏教学はあまりにも民俗学による発見を無視して自己を主張し、民俗学もまた仏教学の蓄積を白眼視してひとり歩きをしているのではないか、と著者は危惧する。仏教に根ざした日本人の生活習慣や年中行事や民間信仰などを考察し、また外国人の信仰行動などとの比較検討を重ねて、仏教学と民俗学との緊密な関係の確立が今こそ急務と説く。
感想・レビュー・書評
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仏教というより宗教全般についての無機質で平板な論考集という感じである。読み側の姿勢にもよるが印象に残るものがなく読み切るのが大変だった。
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エッセイ。
参考にならず -
興味深い論考が多々ある。ただ、色々な媒体に書かれた文章の編集のため体系だっておらず、タイトルの「仏教民俗学」は雰囲気しか伝わらない。
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阿弥陀が山から降りてくる=日本独自の山岳への信仰
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半分は仕事、半分は趣味である。極めて日本的な宗教の姿を概観する手引きにしたいと思いつつ入手した。
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「あの世」はこの世の水平方向にあるのか、垂直方向にあるのか、日本の仏教音楽とインドの仏教音楽の違いなど、仏教と民族学に関する二五の話し。退屈かどうかは興味の有無によるだろうが、半分以上楽しめた。