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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061590885
作品紹介・あらすじ
バブル崩壊後の大正末期の日本経済を分析し、「銀行と信用」の章では、中央銀行がその目的を完遂するには政府の干渉から独立した執行機関が必要と指摘した。さらに、資本家の貯蓄にかわって政府が財政収入を公共事業に投資し、富の管理者になったとする「富の保存および増殖」など、秀れた先見性と今も通用する経済の原則を展開する。
感想・レビュー・書評
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高橋亀吉 「経済学の実際知識」経済学の教科書的な本。
「一国経済の繁栄は 吾々の努力ではどうすることもできない自然の恩寵を必要とする」という書き出しに、学者にはない 現場観を感じる
貧富の差に関する論調(財産がなくては何もできない時代である。社会に必要か否かではなく、少数富者の望む商品が多く生産される)は、現在とは 異なるように思う。
著者の日本経済に対する処方箋は、社会主義的な(政府や中央銀行による)需要供給の調節
名言「富が蓄積される基本的原因は節約である〜商業は仮装して遊ぶ舞踏会でなく、正直な生活の絵画であって、用心と倹約によって維持される」
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