マキアヴェッリと『君主論』 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061591097

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    小国分立し戦乱が絶え間なかったルネサンス期イタリアにあって、マキアヴェッリは権力の本質、その獲得と維持の方法、喪失の原因を追究した。
    政変により2度も追放の憂き目を見る数奇な運命のなかで、彼が著した『君主論』は近代政治学の嚆矢となる。
    本書はマキアヴェッリの主著『君主論』を全訳するとともに、その生涯をとりまく華麗な歴史群像を描写しながら思想形成の背景を明らしにした力作である。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 当然ながら昔のイタリア人の名前が多く出てくるのだが馴染みがない文字列なので覚えにくかった。
    マキャベリの書いた事自体は思ったよりも普通でしたが、当時の人には驚愕で迎えられたのでしょう。
    前半がイタリア史とその中でのマキャベリ、後半がマキャベリの書いた君主論と言う構成です。

  • <きっかけ>
    先に読んだ本「選ばれるプロフェッショナル」で紹介されていた。

    <学んだもの>
    リーダーが備えるべき資質、取るべき配慮・行動

    <内容/感想>
    前半でマキアヴェッリの人生、後半で君主論の和訳を記述。
    前半を受けて後半を読む構成はとても良かったが、前提知識がない中では前半の文章が非常に読みづらかった。後半はすっきり明快。

    あるべき君主像を論じるというよりは、「傭兵は用いない」「万人受けを狙わない」「人に憎まれることだけは避ける」など、新しく君主になる際に気をつけること、君主になった後に気をつけることといった、君主が取るべき配慮や行動について具体的・実践的に記述されている。

  • 君主論の和訳とその時代背景の解説がセット。

  • 20081024
    マキャベリ本。
    今となっては特に驚くべきことは書かれていない。
    ナイーブな人なら新鮮だろうけどね。

  • マキアヴェリの生涯についての解説と、『君主論』の訳・解説の二本立て。前者はかなり微細な事項まで書かれているので、『君主論』だけ読んでみたいという向きは読み飛ばしても可。君主論の訳はこなれていて読みやすい。
    なんらかのグループでリーダーの立場にある人が読めば、役に立つ箴言が見つかるだろう。

  • 堅苦しいかと思ったら面白くてびっくり。

  • 「君主論」全訳、さらにマキアヴェッリの時代背景・伝記的な部分まで含まれている。
    岩波よりこっちのほうが、理解は深まります。

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著者プロフィール

1942年、秋田県に生れる。東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授、東大総長を歴任。東京大学名誉教授。専攻、政治学史。著書『プラトンと政治』『近代政治思想の誕生』『現代アメリカの保守主義』など。

「2014年 『情念の政治経済学 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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