リヴァイアサン (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 93
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061591400

作品紹介・あらすじ

世界の部分秩序である国家を、「主権」という、唯一神の「全能」の類比概念によって性格づける国家論は、基本的に誤った思想であり、また帝国の「主権国家」への分裂は、世界秩序に責任をもつ政治主体の消去をもたらした、人類史上最大の誤りではないか…。ホッブズ、ケルゼン、シュミットという西欧の三人の思想家の「国家論」を基軸として、国家史の再構成を試みた画期的論考。

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  • 法学の泰斗である著者が、ホッブズ・ケルゼン・シュミットの思想を手がかりにしながら、抑圧装置としての国家を批判している。ホッブズにおける理性概念の分裂など、非常に興味深い論点が多かった。

  • 法哲学の巨匠・長尾龍一先生の学会誌等で掲載した論文を集めて作られた本で、法学部や政経学部でも難解に感じるものが多いだろうと思われる逸品。ケルゼンやシュミットに興味のある学生は一読あるべし!

  •  ホッブズから始まった「国家」に対する思索を、ケルゼンを中心に解説・批判していく。
     国家の成り立ちの歴史から解説していくので、歴史の流れを理解しやすかった。国家観の違いによって、独り善がりな戦争が起こったりするのが中世から近代だったらしいが、現代に近づくにつれてアメリカ的な「正義」の色が濃くなっていく。それがもたらしたものが現代の国際関係だとすると、一体なにが正解なのだろうか。

  • "純粋法学"で有名なケルゼンとその対立項に位置するC.シュミットの戦前ドイツでの"国家論"論争を軸にその時代背景と二人の人間ドラマを描き出しています。

  • 2009年2月18日購入

  • \105

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