- Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061591578
作品紹介・あらすじ
儒家の人為の思想を相対差別の元凶として否定した老子は、無為自然を根本の立場として不争の哲学を説く。荘子はなお徹底して運命随順を志向し、万物斉同を根本思想とした。著者は老荘の微妙な相違を検証しながら「道」と「無」に収斂される壮大な思想体系の全貌を明証する。宇宙の在り方に従って生きんとする老荘思想の根本的意義と、禅や浄土宗などを通して日本人に与えた多大な影響を照射する好著。
感想・レビュー・書評
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老荘思想についての素晴らしい入門書だと思う。こんな時期(コロナ)だからと、パット読んでEvernoteにメモ。死すらも分け隔てない思想というものは凄く強靭だ。
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老荘思想の全体像を掴める本。
老子・荘子の思想と人物像、
後に続く列子と淮南子、
黄老思想、神仙思想、道教、
仏教(禅宗と浄土教)に与えた影響、
など痒いところに手が届く一冊。 -
初めて読んだ、『老子』『荘子』。
本文だけではなく、老子・荘子が生きた時代や、
思想の背景等も書かれていて、理解が深まる・・・のだが、
肝心の本文が少し読みにくいとも感じた。
(マンガ版を読んだ後だと特に。) -
老荘思想をしるならコレ
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・万物斉同
・善悪の彼岸 ニーチェとの差
・有限無と無限無 あるいは 相対無と絶対無
・反儒教
・後世の改竄
・空
・マイスター・エックハルト
著者プロフィール
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