北一輝論 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592148

作品紹介・あらすじ

昭和初期の国家主義運動の教典とされた『日本改造法案大綱』を発表、政界を揺るがす数々の事件に暗躍し、一九三六年の二・二六事件の黒幕として処刑された北一輝。著者は、新発見資料を縦横に駆使して、佐渡の多感な少年時代から、辛亥革命に始まる中国の革命運動に挺身した北一輝の足跡を辿り、その「ロマン的革命家」としての稀有の実像を造形した。昭和史の暗部をみごとに照射した会心の評伝。

感想・レビュー・書評

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  • 興味が持続すれば、『日本改造法案大綱』も読んでみたい。

  • 展示期間終了後の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号 121.6//Ma81

  • 生い立ちや思想について詳しく書かれているはずなのに、なぜ私は北を理解することができないのだろうか。と痛感させられる。
    時代や人物によって毀誉褒貶が激しいからだろうか。ロマン主義者だと言われると、理解を感覚の領域に深く落とす必要がありそうで、大変理解に困る。

  • 大川周明に「魔王」と呼ばれた男・・・
    日本の失敗は松本健一に聞くべし

  • ブーム来ました。

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著者プロフィール

松本健一(まつもと・けんいち)
1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。
現在、麗澤大学教授。評論・評伝・小説など多方面で活躍中。
2011年3月11日におきた東日本大震災のときの内閣官房参与として、
『復興ビジョン(案)』を菅直人首相(当時)に提出。
著書に『白旗伝説』『北一輝論』(以上、講談社学術文庫)、
『近代アジア精神史の試み』(岩波現代文庫、アジア太平洋賞受賞)、
『開国・維新』(中央公論新社)、『砂の文明・石の文明・泥の文明』(PHP新書)、
『評伝 北一輝』(全五巻、岩波書店、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞受賞)、
『畏るべき昭和天皇』(新潮文庫)、『天国はいらない ふるさとがほしい』(人間と歴史社)、
『海岸線の歴史』(ミシマ社)など多数ある。

「2012年 『海岸線は語る 東日本大震災のあとで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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