- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061592155
作品紹介・あらすじ
古代国家の創立期ともいえる飛鳥時代から奈良時代にかけては、推古、持統、元明、称徳など八代もの女帝が続出した。本書は三世紀の卑弥呼までさかのぼり、古代日本の女王・女帝の特質を、巫女王の段階、巫女王から女帝への過渡期、女帝の段階と三つに分け論述。大化の改新、壬申の乱など、有力豪族と天皇家との確執や、皇統を巡る争乱が相次ぐ古代日本の実相を、女帝の軌跡から明らかにした好著。
感想・レビュー・書評
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女帝には幾つかタイプがあり、ひとつは古代に多かった巫女王で独身というもの。
ふたつめは7〜8世紀の皇后で未亡人というタイプ。
皇女なのは基本で、さらに皇女で皇后というのが一番強力?
この時期の最後は皇女で独身。
あとは江戸時代の中継ぎのタイプで、これも独身だったのですね。動乱の時代を終息させるために登場していることにも意味があるのではないかというのも面白かったです。 -
標準的な女帝史かと。特に目新しいことはないけれど、まずは抑えておくべきことはきちんと書いてある。やっぱり大御所ですな。(2005/9/2 読了)