フッサール (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (465ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592186

作品紹介・あらすじ

ハイデガー、メルロ=ポンティなど現代の哲学者に多大な影響を与えたフッサール。ユダヤ人の旧家に生まれ、数学に秀れた才能を発揮した学究の徒は、なぜ哲学研究に転じ、二十世紀諸学に多面的な役割を果たす現象学を確立するに至ったのか。本書はその生涯をたどる一方、主著『論理学研究』『イデーエン』などを抄訳。たび重なる転回にもかかわらず、深く首尾一貫した研究思索を明らかにした力作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2016.6.13
    フッサールの思想、哲学を理解するためには彼がなぜそのようなことを考えたのかという問題意識及びその背景を知ることが肝要だと思い、読んでみた。もともとは数学者だったり、正しさの根拠をどこに見出せるかわからず死ぬほどの苦しみを味わったり、とか、人として知れてよかったところも多くあった。この本のおかげで彼の問題意識を私はより自分に引きつけてではあるが共有することができたし、故に彼の哲学への理解も深まったように思う。フッサールについて勉強したい人はすべてとは言わないまでもこの本の中の、彼の生涯についての部分だけでも読むことをお勧めする。

  • うーん。。ちょっと読みにくい。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

(たじま・さだお)
1925年生。東京大学文学部哲学科卒業。東京都立大学名誉教授。2007年歿。著書『構造主義と弁証法』(せりか書房、1968)。訳書 ベルグソン『物質と記憶』(白水社、1965)ほか。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

「2023年 『構造人類学 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田島節夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×