保田與重郎 (講談社学術文庫 1261)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592612

作品紹介・あらすじ

近代日本の文明開化を徹底批判し、戦後は好戦的文士として公職追放を受けた保田与重郎。著者は、厖大な資料を駆使して、保田の戦時中の歩みだけでなく、戦後三十数年に及ぶ思想の一貫性を確認。戦時下の保田があれだけ若者を魅きつけたのは、日本主義や好戦思想のためではなく、「死」を真に意味づけうるものが、その真摯な思索の中にあったからだと説く。復古派文人・保田与重郎の批評精神の軌跡。

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著者プロフィール

文藝評論家。昭和7(1932)年、東京生まれ。30年、一橋大学社会学部卒。村上一郎と「無名鬼」により評論活動を始める。53年に『ドストエフスキイ』で平林たい子文学賞、58年に『保田與重郎』で藝術選奨文部大臣賞、平成5年には『昭和精神史』で毎日出版文化賞、7年に『伊藤整』で伊藤整文学賞を受賞。他の主要な著作に『天心 鑑三 荷風』『北村透谷』『中野重治』『二葉亭四迷と明治日本』がある。

「2021年 『昭和精神史 戦後篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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