現代短歌入門 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
2.80
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 18
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592667

作品紹介・あらすじ

思索する前衛歌人の名を負う岡井隆。「アララギ」から出発した彼は、むしろそのリアリズムを徹底批判し、現代詩としての思想表現に努めた現代短歌界のオピニオン・リーダーである。本書については「特に私をめぐる覚書や場の理論については、歌論と作品の間に働く微妙な力働的関係にも注目して、柔軟にその本意を読みとってほしい」と岡井はいう。短歌を志すすべての人に希望と勇気を与える必携の書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゴチゴチの戦後民主主義で短歌なるものを選んでしまった難儀が、本著の奇っ怪なロジックと自己撞着にあらわれているが、それはさておき、本著を執筆した後のこの人物にごっつあんした紫綬褒章、日本芸術院エトセトラについて、お得意の論理で説明してほしいものだ。といっても、いわゆる反体制・前衛のポーズをとってきた「現代歌人」たちの巨大な「権力欲」と戦後言語空間での節操のない立ち振舞いについては、(地味なジャンルであるからこそ、姑息な渡世がまかり通るのか)誰かがきちんと指摘しておいた方がいい。佐佐木幸綱とか、大岡信とか永田何とか等、ヨダレ垂らして勲章、選者、賞を嘗め尽くす輩。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1928年1月5日、名古屋市生まれ。45年、17歳で短歌をはじめ、翌46年、「アララギ」入会、51年、現在発行人を務める歌誌「未来」創刊に参画。慶應大学医学部卒業後、内科医師として、国立豊橋病院内科医長などを歴任。83年『禁忌と好色』で迢空賞、90年『親和力』で齋藤茂吉短歌文学賞、95年『岡井隆コレクション』(評論集成)全8巻で現代短歌大賞、99年『ウランと白鳥』で詩歌文学館賞、05年『馴鹿時代今か来向かふ』で読売文学賞、07年『岡井隆全歌集』全4巻を始めとする全業績で藤村記念歴程賞、09年『ネフスキイ』で小野市詩歌文学賞、10年『注解する者』(詩集)で高見順賞、11年『X(イクス)―述懐スル私』で短歌新聞社賞受賞。その他、著作は歌集・評論集含め多数。93年から宮中歌会始選者。07年から宮内庁御用掛。

「2018年 『注解するもの、翻訳するもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡井隆の作品

ツイートする
×