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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784061592728
みんなの感想まとめ
人間の欲望やエロスがどのように私たちの世界観や認識に影響を与えるかを探求する本で、著者は実存論的な視点から人間の身体と欲望の関係を明らかにしています。近代哲学の主流が理性や認識論に基づいて構築されてい...
感想・レビュー・書評
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著者の実存論的な立場から、世界がどのように意味づけられ秩序づけられているのかということを、具体的に解き明かした本です。
著者は、近代哲学の主流が「認識論的ディスクール」に基づいて組み立てられていたのに対して、ソクラテスとプラトン、あるいはニーチェとバタイユといった思想家たちは、「エロス論的ディスクール」のほうがより根源的だという立場に立っていたと主張します。
われわれは世界をさまざまな仕方で分析し記述しています。しかし、そのように分類し記述することができるのは、人間がある仕方で世界を分節しているからにほかなりません。この分節を可能にしているのが「エロス原理」だと著者はいいます。動物の「感じる」「ありうる」は本能によって一義的に定められているのに対して、人間は観念的なエロスを世界から汲みとるとともに、エロス原理によって秩序づけられたこの世界を言葉によって対象化し、自分自身を客観的世界のひとつの対象として位置づけることができます。さらには、言葉を通じて編みあげるロマン的な世界を、ふたたび身体的な快苦として「感受化」することができます。つまり、エロス的な秩序を世界に投げかけている人間の身体は、言葉を通じてその秩序を編みなおしていくような性格をもっていると著者は考えます。
こうした性格をもつ人間の身体を著者は「幻想的身体」と呼ぶとともに、自我、ロマンティシズム、恋愛、エロティシズム、時間といったものの本質的な意味を「幻想的身体」という実存のありように基づいて明らかにしています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界をエロス的に経験された秩序と捉える〈エロス的世界像〉の観点はそこにこそ、実存としての人間存在が生と世界を了解するための原理を見出すことができる
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1993年に三省堂から刊行された単行本の、文庫化。講談社学術文庫版は、1997年に刊行。
元々は、三省堂発行の「ぶっくれっと」に連載(24回)されたもの、とのこと。
「原本あとがき」によれば、「個々の素材としてはこれに先行するいくつかの著作、特に『はじめての現象学』(海鳥社)や『恋愛論』(作品社)で論じたものとある程度の重複があることを断っておきたい」とのこと。(この「あとがき」は手もとの講談社文庫版にも採録されている)-
1993年に三省堂から刊行された単行本の、文庫化。講談社学術文庫版は、1997年に刊行。
元々は、三省堂発行の「ぶっくれっと」に連載(...1993年に三省堂から刊行された単行本の、文庫化。講談社学術文庫版は、1997年に刊行。
元々は、三省堂発行の「ぶっくれっと」に連載(24回)されたもの、とのこと。
「原本あとがき」によれば、「個々の素材としてはこれに先行するいくつかの著作、特に『はじめての現象学』(海鳥社)や『恋愛論』(作品社)で論じたものとある程度の重複があることを断っておきたい」とのこと。(この「あとがき」は手もとの講談社文庫版にも採録されている)2009/04/20
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時間論以外は読んだ。物理学を知らない者が説く時間論を読んでも時間の無駄だと感じたから。著者は人間は機械とも動物とも違う原理で動いているというがそうは思えない。
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