秦漢帝国 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592735

感想・レビュー・書評

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  • 戦国時代を収束させた秦と、それを土台として大帝国を築いた漢の通史。
    大先生の概説書なので、情報が古い面もありますが、とってもわかりやすいです。
    爵位を売ることが出来たよとか、お酒は三人以上で飲むのはいけなかったよとか、面白いです。
    武帝の対匈奴政策や、金策、王莽さんが儒教を国教として定着させたなど、大事なところはしっかり解説してくれてます。
    あと、何気に宣帝さんはかっこいいと思いました。

  • この本は1974年に講談社から出版された『中国の歴史2、秦漢帝国』を加筆・修正をし文庫化されたものです。本書では始皇帝による史上初めての中国統一を成し遂げた秦(紀元前8cー前206、統一後は前221-前206)、項羽との激闘を制して、高祖(劉邦)によって建てられた王朝の前漢(前202-後8)、王莽が漢を簒奪して建てた王朝の新(8-23)、光武帝(劉秀)によって建てられた後漢(25-220)と秦漢時代のの歴史を緻密に書いています。この時代に興味あるかたはもちろん、この時代を勉強を試みる人には必読の書と言える本です。
    難点を言えば、後漢についてはあまり書かれていません。後漢時代の研究は最近進められているところというのもありますが、『後漢書』の構造上の問題で、全体的に光武帝の時代と後漢末の記事の比率が高すぎるというのもありますが。

  • 物凄く詳しく書かれている、中国古代史の概説書。

  • 秦漢に時代を絞っているので、この辺りを勉強したい時に読みました。

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