孫子 (講談社学術文庫)

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レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592834

感想・レビュー・書評

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  • 1.どの話が印象に残ったか?それはなぜか?
    ・4 算多きは勝ち、算少なきは敗る       → 事前の十分な計画が重要ということ
    ・9 戦わずして人の兵を屈する         → 目的をと手段を取り違えないようにということ
    ・13 彼を知り己を知らば、百戦して危うからず → 現状分析が重要。最悪の事態も想定せよ
    ・15 勝兵は先ず勝ちてしかる後に戦い     → 計画が重要
    ・29 兵の形は水に象る             → 固定化してはいけない。臨機応変、変幻自在がよい。上に立つ者は精神的強靭さ必要
    ・35 将の九変の利に通ずる者は        → 多面的な考えが必要
    ・46 兵は多益に非ざるも           → 上に立つ者は信頼関係によって権力を持つ
    ・48 天の災いには非ずして、将の過ちなり   → あるべきリーダーの心構え。責任回避はできない
    ・56 剛柔皆得るは、地の理なり        → 部下に主体性を持たせることが重要

    2.本から得た事をどう生かすか? 自分語り
    ・生き方、課題解決方法として
     物事を固定化しない、目的と手段は取り違えやすいので常に「何のために」を自問自答していきたい。多方面から物事を見れるように視野を広げる。
    ・リーダーシップ論として
     まず信頼を得る、リーダーの主体性が必要。責任回避できないことは、自分の仕事上の上司としての心構えとしたい。
    ・組織管理論として
     常に部下の失敗など最悪の状態を想定して計画を立てることを心がける。職場でのコミュニケーションを増やして勝手な思い込みを排除したい。

    3.突っ込みどころ
    現代には適用できないと思われる内容
    ・兵士達を思い通りに働かせるには、ただ仕事だけを指令して理由を説明してはならない(p220)
    ・清廉潔白なのは侮辱されて罠に陥り(p146)
    ・兵士達に将軍の真の意図を感づかれないよう操作する(p212)

  • この本大好きです
    書かれている内容は、古代の戦争に関することですが、現在自分の置かれている現実に置き換えても、かなり納得のいく解答が得られると思います。

  • 出張中の新幹線で同僚から「睡眠導入剤」代わりとして渡されて読む。「孫子」竹簡本の各節を1)現代語訳 2)書き下し文 3)原文(白文)4)訳注 5)内容解説 と多元的に味わうことができる。
    もととなっている竹簡本自体が、それまでの原典となっていた資料とディテールに違いがあり、その違いを丁寧に汲んでやくそうとする著者の執念を感じる。
    これをビジネスや現代の生活にいかそうという消化吸収能力は僕にはない。ある種限界を感じさせる本。

  • 人は常に合理的に行動すべきか、と問われればそれは各人の信念によるほかない。しかし合理的に行動するにはどうすればいいか、と問われるのであれば、この本を薦める。

  • うわあ、待って下さい!面白いんですよー。
    兵は詭道なり!!

著者プロフィール

1946年仙台市生まれ。東北大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は中国哲学。文学博士。東北大学大学院環境科学研究科教授などを経て、現在、東北大学名誉教授。おもな著書に『孔子神話』『古代中国の言語哲学』『「孫子」を読む』『古代中国の宇宙論』『老子と上天』などのほか、講談社学術文庫に『孫子』『墨子』『諸子百家』がある。

「2017年 『儒教 怨念と復讐の宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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