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Amazon.co.jp ・本 (502ページ) / ISBN・EAN: 9784061593008
作品紹介・あらすじ
秦漢帝国の滅亡後、約380年の分裂時代に終わりを告げた隋の統一。その後に続く唐は高句麗を滅ぼし、西はイスラム帝国と衝突するまで版図を拡大した。律令制が確立される一方、女帝専権で悪名高い則天武后は科挙によって人材を吸収し、李白や杜甫が活躍する文学盛行をもたらす。華やかな唐文化の開花、玄宗と楊貴妃の悲恋を生んだ安禄山の乱など波乱に満ちた隋唐300年間の実像を精緻に論述。
みんなの感想まとめ
隋唐時代の歴史を深く掘り下げた本書は、政治、文化、そして社会構造の変遷をわかりやすく解説しています。古さを感じる部分もあるものの、隋から唐にかけての重要な出来事や人物、特に女性の活躍についても詳しく触...
感想・レビュー・書評
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現代ではやや古さも感じる、隋唐期の概説書。この時代がどのような方向性をもって流れていったのかを把握するにはなお有用な本であろうと思う。筆者も巻末に付している通り、90年代に出てきた研究成果は取り入れ切れていないので、この本を足がかりとして新しい本へ進むのがよいだろう。
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布目潮風、栗原益男・著 講談社 1997年
ちょっと古めだけど、やっぱ概説書としては十分すぎる内容です。
まさしく豪華絢爛な時代!(まぁそれだけじゃないですけどね)
中国だけでなく様々な民族が入り乱れるグローバルな王朝。
やっと日本も出てきますよ~
中国史の中では珍しく、女性の活躍頻度が高いのでは?
唐詩やら仏教道教などの文化面でも大注目。
悪帝と名高い煬帝や、中国三大悪女の一人である則天武后ちゃんも歴史的、客観的にちゃんと評価しています。概説書なんだからそりゃそーか。 -
講談社学術文庫 「 隋唐帝国 」
隋唐時代の歴史的事件と時代背景をわかりやすく説明。流れを重視した通史と異なり、重要性なキーワードは細かく論考している。日本や朝鮮三国との関係史も同時並行で進み、面白い
隋唐は 文帝ら鮮卑系支配集団の台頭により南北が統一され、国として 律令体制=貴族政治 が強化されるが、律令体制の衰退と農民の乱により滅亡したとする構成
英雄豪傑の戦いの時代から 律令体制の時代を経て、民主主義の時代へ進みそうな気配を感じるが、なぜそうならなかったのかに興味を持つ
日本は 隋唐から律令体制と文化を吸収するだけして、自ら 大化の改新を行い、唐の律令体制が衰退するや 遣使船を停止するって なかなか 計算高い。あやうく冊封体制に組込まれるところだった
隋唐時代のキーワード
*文帝、煬帝、高祖、太宗、則天武后、玄宗らの支配集団と支配原理
*朝鮮三国や日本との関係史
*律令体制と貴族政治の盛衰、節度使による安史の乱
*両税法〜租庸調の破棄、戸等的な支配原理
*農民による黄巣の大乱、唐朝の滅亡
隋唐律令の特色
*良賤制〜良人と賤人に身分秩序を分け、良人には軽い刑罰、賤人には重い刑罰を課す
*尊卑長幼制〜家の中において 尊卑長幼の秩序を 律令制を通じて刑罰により強制した
*官僚制〜中央集権的一元支配
隋唐時代は貴族政治の時代
*律令制度による人民支配が貴族政治を支えていた
*直接人民を支配していた律令制は均田租庸調制、府兵制
安史の乱は 律令体制の矛盾による集中的表現
*節度使とその傭兵集団の乱
*律令体制の破綻〜貴族と科挙官僚の相克
*周辺民族の新しい民族的結集の動き〜羈縻政策から藩鎮防衛体制へ
*小農民による律令国家負担の否定、徴兵忌避
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
随唐といえば遣隋使、遣唐使を最初に思い出すけど、日本の聖徳太子や大化の改新も同じ時代だったことを実感できる内容だった。この時期の日本で制定された憲法十七条や大宝律令が隋唐の制度を真似ているということがよくわかった。
また、安禄山による叛乱が唐の時代だったことは知らなかった。ということは必然的に楊貴妃も同じ時代だったことを知ったよ。それに中国で仏教が隆盛したのもこの時代だったことが日本が仏教を取り入れたことに繋がったんだろうな。
しかし、唐朝が崩壊する中で地方の武官が中央から独立した勢力となる様子は日本の武家が力を付けて独立していくのと似ているのが面白かった。
様々の制度の崩壊もそれを真似ていた日本とかなり似ていたことは律令制度には限界が合ったということなのかな? -
晋まで入ってくるけど。唐の部分しかつぶさに見ていないがかなり概説的に多くの情報を取り入れてくれていると思われ◎
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この本は1974年に講談社から出版された『中国の歴史4、隋唐帝国』を加筆・修正をし文庫化されたものです。隋(581-618)の南北統一や煬帝の大運河建設に始まり、唐(618-907)の貞観の治、則天武后の登場、安史の乱(755-763)、楊炎の両税法の導入(780)、黄巣の乱(875-884)などを中心に書かれています。
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