墨子 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 140
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061593190

感想・レビュー・書評

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  • 墨子についてけっこうわかった!かもしれない。

  • 墨子の思想が解りやすく解説されている。

    原典は散逸してしまっており、
    この本は残っている部分の抄訳であるが、
    墨子が貧困や戦争と言った社会問題の解決を真剣に考え、
    思想家としての活動を行なっていた事が分かる。

    しかし、墨子の唱えた理想主義は、
    結局のところ欲深い人間の社会に合致せず、
    多くの人間にとっては都合の悪い考え方だった
    ということも浮かび上がってくる。
    そして著者が儒教を嫌いだということも。

  • 20/6/12

    世間の混乱は互いに愛し合わないとの原因から発生している

    少量の黒色を見たときには黒と言い、多量の黒色を見たときには白だと言ったとすれば、白黒の判断がつかない人だと言うだろう。一人殺して罪となり、沢山殺せば英雄だなんておかしい。戦争はおかしい。

    自己と他者とを同時に愛し合い、互いに他者に利益を与え合う結果、必ず天から賞を受ける。

著者プロフィール

1946年仙台市生まれ。東北大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は中国哲学。文学博士。東北大学大学院環境科学研究科教授などを経て、現在、東北大学名誉教授。おもな著書に『孔子神話』『古代中国の言語哲学』『「孫子」を読む』『古代中国の宇宙論』『老子と上天』などのほか、講談社学術文庫に『孫子』『墨子』『諸子百家』がある。

「2017年 『儒教 怨念と復讐の宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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