墨子 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 140
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061593190

感想・レビュー・書評

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  • 中国人の考え方を…ッて感じじゃナイな。
    中国古代思想の中でも異質。

    「非攻・兼愛」をはじめとした、素人の私が考えたって受け入れられなさそうな特異な思想。
    一時は儒家に匹敵する一大学団を築きながらも、秦代に急に姿を消し、以後絶学する、ッて。
    なんてドラマチック。
    ずっと気になる人だったので、読み終えて満足。

    感想。
    真摯に当時の現実に向き合った末の思想、という気はする。
    ただ、当時の考え方、風俗習慣からしたら、受け入れられなかっただろうなあ…。
    むしろ今の方が流行りそう。
    あと決定的に精神的な部分が欠けてる。と思う。
    なのに鬼神信仰のような宗教的なトコとのギャップが酷い。
    あ、『兼愛篇』の小タイトル「愛は地球を救う」に地味に笑った。 笑
    すごいタイトル…。

    余談ですが、中国では墨子のアニメがあるらしい。
    何をどうアニメにするんだ…?

  • 積読してたんだけど、読み始めるとすごく面白い。
    だいぶ昔の人たちだけど、彼らなりにロジックを組み立てて色々なことを考えていたのだなぁと思う。
    当時は当時なりの政治や経済があったんだなと思わされます。

    また、解説が面白い。教義の背景などを細かく解説していて、
    諸子百家の学問といっても、その裏側にはいろいろな理由や社会的背景が会ったんだろうなぁと思わされます。
    解説が無いと、単純に昔の人の書いたことを読んで、ああなるほどなぁ・・・とか良いこと言ってるなぁ・・・で終わってしまう物なので。


    2014.1.26~31

  • 中国の戦国時代に活躍した墨子という人物の書物です。博愛主義・侵略戦争の否定など当時の中国としてはきわめて先進的な思想を展開しました。最近、「墨攻」という物語が映画になりましたが、その原典はこの墨子です。代表的な内容の原文・訳文と解説文が載せられていて読みやすい本といえます。

著者プロフィール

1946年仙台市生まれ。東北大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は中国哲学。文学博士。東北大学大学院環境科学研究科教授などを経て、現在、東北大学名誉教授。おもな著書に『孔子神話』『古代中国の言語哲学』『「孫子」を読む』『古代中国の宇宙論』『老子と上天』などのほか、講談社学術文庫に『孫子』『墨子』『諸子百家』がある。

「2017年 『儒教 怨念と復讐の宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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