- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061593749
作品紹介・あらすじ
未曽有の惨禍をもたらした第二次世界対戦後、不戦を誓い平和を希求して、国際連合が設立された。しかし、体制・民族・宗教間の相剋のもと、「戦後」もまた戦乱の絶える暇のない半世紀であった。新世紀の到来を間近にひかえた今、世界政治の現在を確認し、向かうべき方向を探るために、戦後世界政治の軌跡を検証する。
感想・レビュー・書評
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中華人民共和国の成立はアジアはもとより全世界的にみても、きわめて衝撃的な事件であった。以後、アメリカは人民中国を徹底的に敵視し、アジアにおいて中国包囲網を形成する行動に出た。
中ソ対立の理論的・思想的要点としては、社会主義建設段階の認識の違い、そこからでてくる社会主義社会の実現にいたる手段の違い、核兵器の発達と核の脅威の国際政治に与える影響をめぐっての認識の違い、当時、世界各地で展開されていた民族解放闘争を社会主義圏がどう支援するかをめぐっての考え方の違いなど。
戦後アジアは冷戦構造の影響を強く受けて、長らく国際紛争の発火点になっていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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