存在の彼方ヘ (講談社学術文庫)

  • 講談社
3.38
  • (6)
  • (3)
  • (24)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 175
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061593831

作品紹介・あらすじ

フッサールとハイデガーに現象学を学び、フランスに帰化したユダヤ人哲学者レヴィナス。戦争の世紀の証人として生き、「平和とは何か」の問いを極限まで考察したレヴィナスは、本書において他者への責任とは他者の身代りになることだと説く。『存在と時間』(ハイデガー)以降最も重大な著作とされ、独自の「他者の思想」の到達点を示す大著の文庫化成る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 感銘を受けたのは「可傷性」についての議論である。
    「可傷性」が「感受性」にほかならず、「母性」によって他なるものを懐胎し、他者の身代わりに痛みを感じることだとレヴィナスは述べる。
    「私」が他者の痛みを傷ついてしまう存在であることが示されていると言えるだろう。
    「私」という「同なるもの」は、「同なるもの」で閉じることなく常に「他なるもの」に開かれているのではないだろうか。
    レヴィナスの言う「母性」は必ずしも女性身体に結びつくものではない。
    しかし、「母性」や「子宮」という言葉を召還しつつ「可傷性」を語ることの意味はやはり問われるべきだと感じた。

  • 「存在するとは別の仕方であるいは存在することの彼方へ」 (朝日出版社1990年刊) の改訂
    原書名:Autrement qu'être ou au-delà de l'essence. (2e éd.)

    第1章 存在することと内存在性からの超脱
    第2章 志向性から感受することへ
    第3章 感受性と近さ
    第4章 身代わり
    第5章 主体性と無限
    第6章 外へ

    著者:エマニュエル・レヴィナス(Lévinas, Emmanuel, 1906-1995、リトアニア、哲学)
    訳者:合田正人(1957-、香川県多度津町、哲学)

  • 他の哲学入門書で面白そうな説だったから読んでみましたが、とりあえず字を追うことで終わりました。周りを固めてみようと思います。

  • 必再読 超名著

  • [ 内容 ]
    フッサールとハイデガーに現象学を学び、フランスに帰化したユダヤ人哲学者レヴィナス。
    戦争の世紀の証人として生き、「平和とは何か」の問いを極限まで考察したレヴィナスは、本書において他者への責任とは他者の身代りになることだと説く。
    『存在と時間』(ハイデガー)以降最も重大な著作とされ、独自の「他者の思想」の到達点を示す大著の文庫化成る。

    [ 目次 ]
    第1章 存在することと内存在性からの超脱
    第2章 志向性から感受することへ
    第3章 感受性と近さ
    第4章 身代わり
    第5章 主体性と無限
    第6章 外へ

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 人間性の新しい境位へと導く力がある。

  • さっぱりであった!

  • 第1章が、ヴィトゲンシュタイン、スピノザ、ハイデガー批判である点を見逃して読みこむことは難しい。そして、この章の内容がその後の論理を組み立てている。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1906-95年。フランスのユダヤ系哲学者。フッサール、ハイデガーの現象学に影響を受け、独自の哲学を展開した。東方イスラエル師範学校長、パリ第八大学、パリ第四大学教授などを歴任。主な著書として,本書(1961年)のほか、『存在の彼方に』(1974年。講談社学術文庫)など。

「2020年 『全体性と無限』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エマニュエル・レヴィナスの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジル・ドゥルーズ
ミシェル・フーコ...
ドストエフスキー
有効な右矢印 無効な右矢印

存在の彼方ヘ (講談社学術文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×