パリ風俗史 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061594050

作品紹介・あらすじ

時代とともにさまざまな相貌を宿す華の都、パリ。ルイ14世の騎馬パレード、大革命時の生々しい処刑、場末の盛り場ポルシュロン、オペラ座の華麗な舞踏会。同時代の証言・手紙・日記と豊富な図版を駆使し、パリの盛衰と庶民の生活を色鮮やかに描き出す。タイム・マシンに乗って、揺籃期から爛熟期まで、自在に駆け巡る、壮麗な都、パリの絵巻物。

感想・レビュー・書評

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  • パリの街をまるで実況中継するかのように描写するので小説を読んでいるかのごとく楽しむことが出来る。
    とにかく語りがウィットに富んでいるのでスルスル読めるし、ルイ16世の処刑などもサラっと流して進んでいく気持ちよさ。徹底的にパリの生活だけに焦点を絞っているのが良い。
    女性の簡単な服装史としても読めるかもしれない。
    ちなみにこの本の原書が書かれたのが1930年なので、ナチス占領下のパリについての記述がないのが残念。

  • 本の語り手が歴史上のパリの街を手を引くようにして案内してくれる。パリの地理、美術、建築物、歴史についてもっと知識を持っていたら、もっと楽しく読めたんだろうなあと思う。今回は飛ばし読み。いつの日か、もう一度読み返したい。

  • 有史以前~1930年ぐらいまでのうつりゆくパリの町の姿を、その場にいるような気持ちで読むことのできる、時間を超えた旅行記的ないい本です。これはお勧め。やっぱりいいなぁ、学術文庫GJ!! というわけで、図書館で読んで尚且つ購入してしまいましたー。


    2009/8/8(土)読了

  • 物語を読むように、中世から現代(※)までの、パリの風俗史をザッと見渡せる。
    ※1930年の本(の邦訳)なので、取り上げられてるのはその辺りまで。

    パリって都市は、本当にどん欲で、底がないから面白いなぁ。

  • まるでその時代の人間のように歴史をたどり、遊興する。せわしないパリの街を見ているかのよう。図画が多いのも非常によい。非常にオススメ。

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