イスラムの時代: マホメットから世界帝国へ (講談社学術文庫 1536)

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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061595361

作品紹介・あらすじ

七世紀前半、預言者ムハンマド(マホメット)は史上初のアラビア全土統一を達成した。それがイスラムの時代の幕開けであった。預言者の死後、アラビア人による大征服が始まり、アジア・アフリカ・ヨーロッパの三大陸に跨る空前の大帝国が出現する。マホメットの登場からオスマーン帝国へと至る時代を軸に、アル=クルアーン(コーラン)の民の多彩で波瀾に富んだ歴史をたどる。

感想・レビュー・書評

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  • マホメットから世界帝国へ という副題からも分かるようにイスラム教の成立からオスマン帝国までの長い期間について書かれており1冊に収めるのは厳しく駆け足感が否めない。それに加えて日本人に馴染みの少ない名前、そして同じ名前の人が多すぎて分かりにくく、地名とその位置関係がパッと思い浮かばない土地感の無さもあり読みにくさを感じずにいられなかった。ただ、前半のイスラム教の成立とその確立の段階だけでも初めて知ることが多く興味深かった。一章ごとに地図や人物相関図など多めに上下二巻くらいで読みたかった気もする。

  • 情緒的記述が無く学術的です。親しみ難い反面、イスラムの歴史を概観できます。

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著者プロフィール

1903年生まれ。東京大学文学部東洋史学科を卒業。1940年満鉄東亜経済局に入り、厖大なイスラム文献を自由にする機会を得る。慶応大学名誉教授。著書多数。主要訳書に『アラビアン・ナイト』などがある。

「2023年 『三大陸周遊記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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