文禄・慶長の役 空虚なる御陣 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2002年4月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784061595415

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みんなの感想まとめ

この作品は、文禄・慶長の役を日本だけでなく、朝鮮や明の視点からも深く掘り下げ、歴史的背景を明快に分析しています。著者は、戦争の無益さを鋭く指摘しつつ、当時の各国の立場や戦術をバランスよく描写しています...

感想・レビュー・書評

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  • 文禄・慶長の役を日本の視点だけでなく、朝鮮や明の視点からも分析されており、世界的視野でこの無益な闘いに至った経緯が喝破されている。

  • コンパクトな良書~我が国に勇将・名将あまたあれど一人李舜臣に敵することあたわず
    文禄・慶長の役については、北島万次氏の著書などいくつかがありますが、本書はもっともコンパクトで明快な説明がなされているという点で一番におすすめします。
    さて、まずは他の方が言及されているバイアスについて。確かにあまりに現代からの視点に偏っているかな、という印象を受けました。秀吉が西国を攻めた延長としてしか明・朝鮮攻めを捉えていなかったとありますが、それは致し方のないことでしょう。当時の国家はエトニ(民族の集まり)であるのにネイション(国民国家)と混同している印象を受けました。
    『武功夜話』を引用しているのは実際に現場で何があったのかをオーラルヒストリー的に語ろうとしたものと受け止めているので、私は気になりませんでした。
    評価についてはともかく、事実の経過については、要を得てかつ双方に目配りした記述をしているので、心配無用です。
    本書で色々なことがわかりました。朝鮮・明側では李舜臣が有名ですが、その他の活躍した人を挙げようとしても誰もいないこと。本当に李舜臣一人無双状態です。
    戦術面については、日本側は鉄砲の優位がありましたが、朝鮮・明側は大砲(重火器)や造船技術で日本を圧倒していたのです。
    文禄・慶長の役について知りたい方にはオススメの一冊です。

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著者プロフィール

1948年生まれ。東京大学教養学科ドイツ分科卒業、同大学院人文科学比較文学比較文化課程修了。東京大学学術博士。国際日本文化研究センター教授、帝塚山学院大学文学部教授、同副学長、大手前大学教授等を経て、現在は大妻女子大学比較文化学部教授。専攻は比較文学・比較文化。著書に『倭人と韓人』『雨森芳洲』『文禄・慶長の役』、『日本文化交流小史』『勝海舟と幕末外交』『花と山水の文化誌』『聖徳太子と鉄の王朝』『空海と霊界めぐり伝説』『古代日本 謎の四世紀』『ハイブリッド日本』などのほか、共編著多数。

「2018年 『鎖国前夜ラプソディ 惺窩と家康の「日本の大航海時代」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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