現代の精神分析 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061595583

作品紹介・あらすじ

人のこころには広大な無意識の領野が潜んでいる!二〇世紀の思想を根源から変革した精神分析。それは、始祖フロイトのどのような発想から誕生したのか?いかに隣接諸学をまきこんで、巨大な人間学として大成したか?フロイトから現代のエリクソン、クライン、ウィニコットへ、一世紀にわたる精神医学の冒険を、斯界第一人者が総展望する待望の書。

感想・レビュー・書評

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  • 当たり前のことですが、知らないことだらけで読み終えるのにかなり時間がかかりましたが、なんとか1周目を完了。さすがに全部を勉強する事はできないので、ためになりそうなところをポツポツと拾って行きます。
    ウィニコット「移行現象」という境界・中間領域における現象の解説とその位置付けに興味があるのでここから行ってみようかなと考えています。

  • 図書館本 081-Ko19-1558 (100100009092)

  • 精神分析学を概観するのには最適。それぞれの精神分析家がどのような立場から論じているのか解説されており、またどの理論もとても丁寧にわかりやすく論じられている。

  • 大学・大学院の精神分析系の授業用テキスト。先生曰く、易しく書かれているとのことだが…。

  • フロイトから現代の精神分析家までの系譜、そしてその理論についてが書かれています。
    とりあえず精神分析学派の文章といえば難解だという印象があったのですが、この本はかなり簡潔に書かれていて読みやすいです。
    これを通して精神分析の流れを再学習、あるいは概論として吸収するのは非常に有益なのではないでしょうか。
    お勧めです。

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著者プロフィール

1930年東京府生まれ。日本の医学者・精神科医、精神分析家。学位は、医学博士。1954年慶應義塾大学医学部卒業。1960年「自由連想法の研究」で医学博士の学位を取得。慶應義塾大学環境情報学部教授、東京国際大学教授を歴任。フロイト研究や阿闍世コンプレックス研究、家族精神医学の分野では日本の第一人者である。著書はいずれも平易な記述であり、難解な精神分析理論を専門家のみならず広く一般に紹介した功績は大きい。2003年没。主な著書は『精神分析ノート』(日本教文社,1964年)、『モラトリアム人間の時代』(中央公論社、1978年)、『フロイトとの出会い―自己確認への道―』(人文書院、1978年)など。

「2024年 『フロイト著作集第7巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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