幻想の未来: 唯幻論序説 (講談社学術文庫 1566)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061595668

作品紹介・あらすじ

欧米人を支える「近代的自我」-それは日本人が夢見つづけた幻影だった。著者は、人間が本能の壊れた動物であり、「自我」とはその代用品として造られた幻想だと喝破する。それゆえに自我は、常に何物かに支えられずには存立できない不安定な存在である。そのラディカリズムにより、二〇世紀後半の日本の知に深刻な衝撃を与えた「唯幻論」の代表作。

感想・レビュー・書評

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  • 【要約】


    【ノート】

  • [ 内容 ]
    欧米人を支える「近代的自我」―それは日本人が夢見つづけた幻影だった。
    著者は、人間が本能の壊れた動物であり、「自我」とはその代用品として造られた幻想だと喝破する。
    それゆえに自我は、常に何物かに支えられずには存立できない不安定な存在である。
    そのラディカリズムにより、二〇世紀後半の日本の知に深刻な衝撃を与えた「唯幻論」の代表作。

    [ 目次 ]
    対人恐怖と対神恐怖
    引き裂かれた人間
    「甘え」の弁明
    「卑屈さ」の研究
    ふたたび自我の問題
    「真の自己」
    自我と欲望
    自我の支えの否認

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 自我とは何か?という感じの話だけど、読むとはまるかも。病んだらどうぞ。

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著者プロフィール

精神分析者、エッセイスト。1933年生まれ。早稲田大学文学部心理学専修卒。和光大学名誉教授。『ものぐさ精神分析 正・続』のなかで、人間は本能の壊れた動物であり、「幻想」や「物語」に従って行動しているにすぎない、とする唯幻論を展開、注目を浴びる。著書に、『ものぐさ精神分析』(青土社)、「岸田秀コレクション」で全19冊(青土社)、『幻想の未来』(講談社学術文庫)、『二十世紀を精神分析する』(文藝春秋)など多数。

「2016年 『日本史を精神分析する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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